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図解 臨床家のための連動操体法

自分の快い動きで自身を治す操体法の図解による実践書

ジャンル
カイロプラクティック・整体ほか||
書籍タイトル
図解 臨床家のための連動操体法
著者・編者・訳者
根本良一著(療動研究所主宰)
出版社
産学社 エンタプライズ
価格(消費税込)
¥9,240
版型
B5判
頁数・巻数他
240頁 図・写真約230点

本書の特色

  •  動作は、良きにつけ悪しきにつけ必ず連動する。むしろ部分だけの動きは無理であり、動作の連動、何か衝撃を受けたときに起こる歪みの連動など、ヒトはいろいろな力に支えられている。局所だけ診て、部分的な操作をしても治りにくいのは当然ともいえる。

  •  本書では、形のない、見えない“連動”をどのように捉えるか、そして操作の動きの中で「主動作と補助動作」を選択して「連動先」を変えたり、増幅させたり、著者考案のフィンガースケールで視覚的に読み取れるよう工夫をこらし、この連動操体法を身近に置けるよう努めた。

  •  本法では、この連動機能をうまく使って身体の歪みを解消していくが、日常生活では逆に、「身体の歪みが連動して増幅される」という問題もある。本書では、どういう理由でそうなるか基本事項を先に挙げ、あとの実技編、応用編で役に立つ診かた、操作での大事な点を説明し、連動操体法の効果のほどを写真と合わせて解説していく。


著者からのコメント


  •  「臨床家のための連動操体法」としてデビューしてから12年が経ちました。この間、新しい診かた、より効果的な操作などを付加・改訂してきましたが、これだけでは意図するところが伝えきれなくなりましたので、今回新たな取り組みとなりました。本書の主な特長として次のことが挙げられます。

  • *操作をもっとやさしくすること。
    *「連動」を「フィンガースケール」その他で読み取りながら、たしかな操作をすること。
    *「主動作と補助動作」を組み合わせて、少ない動きでよりよい連動環境をつくること。
    *「操作のなぜ?」、および「症例のなぜ?」について検討事項を付加。
    *写真を多用して、操作の全体像、部分の動きの把握を視覚的にお伝えできるように努めました。

  •  フィンガースケール(開指角):操作中に小指先端を基点に母指先端までの開いた角度が130〜150°になれば身体の歪みは解消したと連動効果を評価できる。受者は開指角が術前よりぐんと広がったことを視認できるのでその効果に納得する。術者の開指角と照合して判断することもできる。


主要目次


第一部 操体法の基本事項

  第1章 操体法とはどういう操作か
  第2章 操体法の実施
  第3章 障害の診かた
  第4章 操体法の特徴?連動
  第5章 身体を治す動き
  第6章 姿勢について

第二部 操体法の実技?基礎になる操体法

 A.足指の動きから
  第1章 (1)足指をまわす (2)中足骨まわし 
  第2章 足指の付け根
 B.足首の動きから
  第3章 足首から腓腹部へ
  第4章 内腿部の筋から
  第5章 股関節周辺
 C.膝の動きから
  第6章 腰仙部:上頸部へ連動
  第7章 大腰筋の操体法
  第8章 脇下の前後
  第9章 鼠径部
 D.腕の動きから:肋間神経経由の連動
  第10章 両腕の動きから胸部、腹部へ
  第11章 腕を押し、内・外旋
  第12章 手首の動きから
 
第三部 操体法の臨床(応用)

  第1章 足首、下腿の異常
  第2章 腰に関わる障害
  第3章 脊柱側弯症
  第4章 胸背部の異常
  第5章 頸腕障害について
  第6章 手と腕の異常
  第7章 肩周辺の異常
  第8章 頸腕障害
  第9章 頭痛、頭が重い

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