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現代社会の健康科学〈全10話〉

読めば読むほどためになる“医療従事者必読の教科書”

ジャンル
基礎医学領域||
シリーズ名
医療従事者に贈る現代医科学の“アーカイブス”!
書籍タイトル
現代社会の健康科学〈全10話〉
著者・編者・訳者
安達和俊著
 
(D.C.・実践健康科学研究所所長・中京短期大学名誉教授)
出版社
産学社 エンタプライズ
価格(消費税込)
¥3,080
版型
A5判上製
頁数・巻数他
350頁

本書の特色

  •  健康とは、単に身体的のみならず精神的にも調和のとれた良好な状態のことであり、個人が健康であるためには、その個人を取り巻く環境もまた健康でなければなりません。
     だからわれわれは自分たちの健康を考えるとき、自然すなわち地球規模での気候変動までを、その範疇に含めるべきことは言うまでもありません。しかしそれでは身近な健康に関する事柄を離れ、自然科学に関連するあまりに広範な課題を追わなければなりません。
     そこで本書では、わが国において国民である個人を取り巻く、現代社会における身近な健康に関する事柄を10話にしぼり、拾ってみることにしました。(序文の要約)
     「第1部・生活衛生編」では、細菌をはじめとする身近な微生物による感染症および生活習慣病などの私たちの生活における衛生に関する情報を、「第2部・生活保健編」では、骨格・消化器・呼吸器・循環器・生殖器・感覚器・脳脊髄・血液および遺伝子などの“からだのしくみとはたらき”を踏まえた上での私たちの生活における保健に関する情報を編集しまとめました。特に第2部第5話の「骨格と手技療法について」は、手技療法家にとって四肢関節の調整の主な目的に始まり、骨格そのものの老化とその予防、そしてペルテス病・変形性股関節症・椎間板ヘルニアおよび特発性側弯症など、主だった骨格の偏位に基づく疾患とそれらに対する運動や手技療法についてその心技を披露しています。本書は、自らの見識を高めるとともに、患者教育のツールとしても広く活用ができる1冊です。

主な目次

第1部 生活衛生編
第1話 生活のまわりの感染症−身近な微生物−
微生物の種類/最初に感染症に立ち向かった人々/食にまつわる微生物/呼吸にまつわる微生物/性にまつわる微生物
第2話 野口英世と細菌学
医師・野口英世の誕生まで/伝染病研究所/横浜海港検疫所/渡米/ロックフェラー医学研究所−脳内スピロヘータの発見−/16年ぶりの帰国/中南米(黄熱病研究)/アクラに死す
第3話 レジオネラ症発生から今日までの掌握の変遷 −日米の比較−
米国における掌握の変遷/わが国における掌握の変遷/レジオネラ症調査の状況/考察
第4話 生活習慣病の輪郭
「成人病」から「生活習慣病」へ/悪性新生物/循環器系疾患/危険因子(リスクファクター)

第2部 生活保健編
第5話 骨格と手技療法について
四肢関節の調整の主な目的/骨格の老化とその予防/ペルテス病の原因とその予防/変形性股関節症/腰椎椎間板ヘルニア/特発性側弯症
第6話 ストレスと身心の健康
ストレスと自律神経系・内分泌系の諸疾患/汎あるいは一般適応症候群/最近のストレス研究の動向/こころの健康こころの病
第7話 生殖器系と環境ホルモン
生殖器系について/環境ホルモンについて
第8話 からだの外から内を知る −感覚と神経に寄せて−
皮膚感覚/電気が神経を流れる/脊髄の横断面/脊髄反射/通常の錐体外路系と運動終板/自律神経/内臓体性反射/脳神経/眼の構造/耳の構造/脳について/筋肉について
第9話 からだのなかを血液はめぐる
そもそも血液とは何ぞや?−その正体と仕業−/関連する臓器またそこでの血液の働き
第10話 遺伝子とこころ
遺伝子とは?/生命の誕生/遺伝子治療/遺伝子とこころ


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